吉田璋也（よしだしょうや）
1898～1972
明治31年鳥取市生まれ。新潟医学専門学校を卒業し、医師になる。柳宗悦が見出した民藝の美を現代の日常の生活に取り入れることを願い、昭和6年（1931）故郷で医院を開業すると同時に新たな事業を起こす。
日常の生活雑器を作っていた牛ノ戸窯で、その伝統を生かしながら自ら新しくデザインしたものを指導し製作させた。
木工・金工・竹工・染織・和紙など多岐に渡る工人を指導し、デザイン・生産・流通・販売・消費に至る組織を作り上げた。
昭和24年（1949）市民教育・工人教育の場としての鳥取民藝美術館を開設
昭和29年（1954）川上貞夫らと鳥取文化財協会を設立し、地域にある自然・歴史など
の貴重な文化財の保存運動を起した。
昭和37年（1962）民藝の器を用いて郷土料理を提供する「たくみ割烹店」を開店
茶ダンス（ロビー）
辰巳木工制作 1970年代
天板は無垢、吹きうるし仕上げ。
民賞椅子（ロビー）
辰巳木工制作 1970年代
微妙な角度を持つロッキングチェア
ランプシェード（ロビー）
辰巳木工制作 1970年代
本棚・カップボード（ロビー）
辰巳木工制作 1970年代
シェイカー家具（英国のキリスト教異端）の流れをくむデザイン
ショルダードアーチが特徴
組紐椅子（ロビー）
辰巳木工制作 1970年代
腰掛のひもは補修後の物
