鳥取市・岩美町の 歴史と自然を味わう旅

歴史

鳥取市・岩美町にある歴史を感じられる施設をご紹介いたします。

荒金鉱山(旧岩美鉱山)

日本最古の鉱山といわれており、その歴史は大宝年間(西暦701~703年)にまで遡ります。和同年間(710年頃)、元明天皇に銅を献上した際に「荒金」と命名されたと伝えられています。本格的に銅鉱の採掘が行わたのは明治から昭和にかけての間ですが、閉山後も鉱害が周囲の環境に悪影響を及ぼし、今もなお環境改善の作業が行われています。

現在、荒金鉱山では当時採掘されていたままの坑道や中和作業の様子などをだれでも無料で見学することができます。(事前予約が必要です。)

鳥取城跡・久松公園

戦国時代中期に築城され、豊臣秀吉の兵糧攻めの舞台となった鳥取城。現在は建物の大部分が取り壊され、主に石垣や天守台が残されています。最近では江戸時代の姿を取り戻すために復元計画が策定され、メインエントランスとなる橋と大手門が復元されました。今後は、山頂の天守を除く麓の建物の復元が計画され、歴史・お城マニア必見のスポットです。

鳥取城跡を整備して造園された久松公園は、鳥取市街地を一望できる絶景スポットです。

荒砂神社

浦富海水浴場の砂浜脇、岩場の上に鎮座する荒砂神社は、645年~710年頃に創建された古社で、戦国時代には山中鹿介が鳥取城攻めの戦勝祈願に参拝したことで知られています。境内裏からは浦富海岸を一望することができます。

田後神社

田後神社は、1682年から同町内の荒砂神社の分社として建てられ、その後明治時代に漁業本来の神様である恵比寿様のみを持ち出し、お祀りしています。

近年では岩美町をモデルに高校の水泳部を描いたテレビアニメに登場することから、ロケ参考地として多くのアニメファンが訪れています。

 

自然

世界ジオパークにも認定された美しい海岸線を有する“海”をはじめとする絶景をご紹介いたします。

浦富海岸

日本海の荒波と風雪によって浸食された断崖・絶壁・洞門・奇岩の荒々しい景観が、澄みきった海水や岬に囲まれた白砂青松(はくしゃせいしょう)の穏やかな渚と見事なコントラストを見せてくれるリアス式海岸。

千貫松島

花崗岩(かこうがん)の離れ岩で、トンネルのように穴が貫通している“海食洞門”。
高さ10mの洞門の頂には、1本の見事な緑の松が生えています。旧鳥取藩主の池田綱清公がここで舟遊びをした時、この島のあまりの美しさに「わが庭にこの岩つきの松を移すことができた者に、禄千貫を与えよう。」と言ったことから、“千貫松島(せんがんまつしま)”と呼ぶようになったといわれています。

雨滝

平成2年に日本の滝百選に選定された鳥取県一の大飛瀑の雨滝。扇ノ山から流れ出す袋川にかかる落差40mの滝で原生林に囲まれた場所とあふれ出んばかりの水量が落ちる姿は迫力満点です。周囲にも大小48もの滝が存在し、いずれも自然のままの滝を見ることが出来ます。

鳥取市、岩美町の趣ある建造物や豊かな自然を満喫してみてはいかがでしょうか。