岩井温泉の歴史を辿れば、平安の昔、藤原冬久の時代。関白の孫、藤原冬久が薬師如来のお告げによって発見し自ら長年の皮膚病を治し、ここに永住して病に悩む人々を助けたのが始まりです。
ひどい皮膚病にかかった冬久が、人目を避けてあちらこちらと旅を続け、山陰道を流離って岩井にたどり着いたとき、薬師如来にも似た不思議な女に遭遇。その女に言われるままにお湯を浴びると、爛れた肌はもとの美しい肌に戻りました。
その後、冬久は、岩井に永住して、温泉によって病に悩む人々を助けたと伝えられています。
以来、岩井温泉は、湯治場として盛んになり、温泉の効能により多くあやかるために、柄杓で頭から湯を「かむる」ことに由来した「ゆかむり」という独自の入浴方法なども生まれました。
【日本秘湯を守る会】
温泉という日本資産を大切に守る「日本秘湯を守る会」に加盟しております。
北は北海道から南は鹿児島まで秘湯の理念に共鳴した旅人の想いに寄り添う温泉宿。
旅びとの想いに寄り添い、秘湯の地にしっかりと根をはり、温泉という日本遺産を大切に守り地球環境を守ってゆける宿びと。岩井屋もこの秘湯の理念に共鳴した189軒の温泉宿のひとつです。
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【源泉かけ流し宣言】
湧き出したままの成分を損なわない源泉が、新鮮な状態のままで浴槽を満たしていること。
湯量が豊富なこと、循環ろ過をしないことなど、温泉の生命線である「鮮度の高い高品質」の温泉を提供することを約束する、日本で初めての協会。
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